こんにちは!ヒカリです。
テレビ欄を見ていると奇跡体験!アンビリバボーの紹介文で交通事故鑑定人と言う単語が目に入り気になったので調べて見ました。
また、番組で紹介される駒沢幹也さんについても調べてみたので皆さんに紹介したいと思います。
交通事故鑑定人とは?
交通事故鑑定人とは警察などの国家機関ではなく、第三者からの依頼によって交通事故の原因究明を様々な角度から調査、検証を行い専門的な知識からその交通事故を鑑定する職業です。
国家資格が無く交通事故鑑定人と言っても様々な経歴の人が交通事故鑑定人となっているようです。
また、国家資格が無いので自称交通事故鑑定人やお抱えの交通事故鑑定人などが存在してしまっているようで依頼する場合には注意が必要のようです。
交通事故鑑定人が作成する書面
鑑定人が作成する書面には、鑑定書・調査報告・意見書・所見書等がある。それぞれの目的に応じて、概ね以下の分類が可能である。
出典:交通事故鑑定人 – Wikipedia
調査報告
対象事故に於いて、事故概要の把握と証拠保全を目し作成される報告書。この書面は必ずしも鑑定人が作成するものではなく、事故調査員などの作成する場合もある。あくまでも客観的事実の記録が目的であり、事故に対すして鑑定人自身の識見に基づく見解などは原則含まれない。
所見書
対象事故の一定部分もしくは事故の概要に対して、鑑定人自身の識見に基づく所見を述べた書面。主に鑑定や意見書作成の前段階として、問題点の抽出等に使用される。
意見書
対象事故の一定の事実に対し、鑑定人自身の識見に基づく意見を求められた際に作成する書面。
鑑定書
対象事故の一定の事実に対し、鑑定人自身の識見に基づく判断を述べる書面。 それぞれの書面に於いて異なる目的があり、同じものではないにもかかわらず、これらが混同されている傾向がある。事故当事者等の一般人からの求めに対して鑑定人が作成するのは、調査報告・所見書までである。
意見書・鑑定書については、専門性が高いことから、よほどの事情がなければ、事故当事者等の一般人からの求めに対して作成することはない。意見書や鑑定書は、専ら裁判所・検察・警察もしくは、弁護士からの依頼に基づき作成される。
警察の調査だけでは納得がいかない場合などに依頼をして裁判所に調査内容を提出してもらうと言う場合と警察などの公的機関からの依頼で調査する場合の二種類があるようです。
駒沢幹也さんのプロフィール
本名:駒沢幹也(こまざわみきや)
生年月日:1917年-2006年(享年:89歳)
職業:交通事故鑑定人
駒沢幹也さんは戦時中は中島飛行機設計部に所属していた技術者で終戦後は損害保険会社で鑑定業務を行いました。その後独立し、交通事故鑑定人としての仕事をなさっていたようです。
そのため駒沢幹也さんは工学のプロフェッショナルであると同時に保険会社での鑑定業務のノウハウも持ち合わせているので、伝説の交通事故鑑定人とまで呼ばれる存在になったのではないでしょうか?
また、駒沢さんは
事故とは、人と車と環境の合作である。そのうち、衝突とは純粋に物理現象であり、偶然や例外の入り込む余地はない。結果があれば必ず原因がある。
出典:自動車事故調査技術入門
と仰っており人証に頼らない調査を信念に事故現場の入念や調査や模型による検証等の物証によって事件の解明をされていたようです。
確かにもしも自分が交通事故を起こしてしまった場合に自分に非があった部分も包み隠さず答えられるか?と聞かれてYesと即答出来る人はなかなか居ないのではないでしょうか?僕自身はYesと答えられる自信がありません・・・
となるとやはり必要になってくるのは人証ではなく物証と言うのはとても納得出来ると思います。人間どうしても保身に走ってしまうことはどうしても避けられないと思うので・・・
また、交通事故鑑定人の第一人者でもあった駒沢幹也さんは書籍にもなっているのでアンビリーバボーを見て気になった人が居れば手にとって見てはいかがでしょうか?

交通事故鑑定人 -鑑定歴五〇年・駒沢幹也の事件ファイル (角川oneテーマ21)
駒沢幹也さんの弟子たち
駒沢幹也さんには弟子が居て現在も活動中のようです。
今回調べて分かったのはお二人だったのでそのお二人を紹介したいと思います。
石川和夫
石川和夫さんのプロフィール
1948年生まれ。香川県立三豊工業高校機械科卒業。
出典:プロフィール – 株式会社アイホープ 日本自動車事故解析研究所
1987年~損害保険代理店を経営、現場急行サービスで事故調査を多数行う。
1996年~交通事故鑑定人駒沢幹也氏に師事し事故解析手法を学ぶ。
2000年~鑑定業務に従事する。
現在は株式会社アイホープ 日本自動車自己解析研究所を立ち上げ鑑定業務をなさっているようです。
依頼方法
株式会社アイホープのホームページのお問い合わせから依頼が出来るようです。
相談は無料です。
出典: 解析費用 – 株式会社アイホープ 日本自動車事故解析研究所
まずはメール・電話でご相談ください。
資料を分析した上で鑑定できるかどうかご連絡いたします。
解析・鑑定書作成費の目安は400,000円+消費税(標準料金)です。
現地調査が必要な場合、交通費・宿泊費は実費、出張料金30,000円/日+消費税
事案の難易度により料金が異なりますので、見積書を提示しご納得いただいてから着手いたします。
また、ご依頼者に経済的なご事情がある場合はご相談に乗ります。
となっているので相談される場合は参考にしてみてはいかがでしょうか?
綾田成樹
綾田成樹さんのプロフィール
1951年生まれ。損保代理店経営を経て、85年より独学で調査鑑定を学ぶ。1992年「逃げ水現象」により前方車を錯覚して追突した事故を解明して注目される。2001年より、交通事故鑑定機構代表。小さな痕跡も見逃さない調査技術とビジュアル的な鑑定は高く評価されている
出典: 綾田成樹|プロフィール|HMV&BOOKS online
現在は綾田成樹事務所にて鑑定業務に携わっておられるようです。
依頼方法
依頼方法は電話やメールでのお問い合わせになっているようです。
ホームページはこちらになっています。
国内唯一の総合事故解析グループ 綾田成樹事務所
まとめ
いかがだったでしょうか?最近ニュースで話題に挙がることの多い交通事故ですがどうしても人と人同士の事故の場合にはお互いの意見が食い違うと言う場合もあると思います。
そういう場合に頼りになる職業の人たちだと思うので、いざと言う時が無いに越したことはありませんが、万が一巻き込まれたり巻き込んでしまったときのために覚えておいて損はないのではないでしょうか?
また、ドライブレコーダーを搭載することでそういった意見の食い違いも防げる場合が増えると思うので不意の事故に備えておきましょう。