こんにちは!ヒカリです。
来年度から大学無償化の制度が始まります。
ですが、大学院生は対象外となっており文部科学省が説明している理由と言うのがひどいと話題になっています。
今回は大学無償化の制度や大学院生が対象外になっている理由について紹介していこうと思います。
大学無償化制度とは?
正式には「高等教育の修学支援新制度」と言う名前の制度です。
授業料の減免や返還の必要の無い奨学金の大幅な拡充によって大学、短期大学、高等専門学校、専門学校を無償化するというものです。
高等教育の修学支援新制度は2020年の4月から実施予定となっています。
大学院生は対象外の理由は?
大学院生が対象外の理由は「高等教育段階の教育費負担新制度に係る質問と回答」と言うQ&Aにて解説されています。
以下が大学院生が支援対象になるかどうかのQ&Aです。
4-9.その他、対象学生等の認定に関する要件について
引用:高等教育段階の教育費負担新制度に係る質問と回答(Q&A):文部科学省
Q67 大学院生は新制度の支援対象になりますか。
A67 大学院生は対象になりません。(大学院への進学は18歳人口の5.5%に留まっており、短期大学や2年制の専門学校を卒業した者では20歳以上で就労し、一定の稼得能力がある者がいることを踏まえれば、こうした者とのバランスを考える必要があること等の理由から、このような取扱いをしているものです。)
これを読む限り、20歳以上で働いている人も居ることを考えたら大学院で研究している人にだけ支援をするのは不公平だから支援しないと言っているようです。
ですが、大学院生と言うのは言わばプロの研究員であり学力向上を国が目指すのであれば真っ先に支援するべき存在ではないでしょうか?
その大学院生への支援をしないと言うのは大学院生がその分野へ集中することを妨げているだけではないでしょうか?
今は他の奨学金の制度等がありますが、大学無償化の動きがあれば今後無くならないとも限りません。そうなってくると大学院生は研究一筋ではやっていけず、バイト等に時間を割かなければならなくなります。そうすると結局のところ国の目指す学力向上は遠くなってしまうのではないでしょうか?
まとめ
今回発表された大学院生除外の支援制度に関しては疑問を感じずにはいられません。学力向上を目指すのであれば大学院生を除外すると言うのはどう考えてもおかしいと思います。短大や2年制の専門学校を卒業した人を考えるのであれば高卒や中卒なども考えてそもそも大学の無償化をするべきではないのではないでしょうか?