こんにちは!ヒカリです。
最近北朝鮮のミサイルの発射のニュースとても多いですよね。
トランプ大統領は「短距離ミサイルであれば問題はない」とコメントしているようですが、今回のミサイルに関してはそうも言っていられないかもしれません。
今回発射されたミサイルと言うのはアメリカ軍の配備しているミサイル「ATACMS」と言うミサイルに非常に良く似たミサイルだったようです。
この何が問題なのかと言うと、このATACMSやATACMSの設計図がどこかから横流しされたのではないかと言う疑惑が出てきたということです。
そして、その横流しをしているのは韓国ではないかという憶測が世間で飛び交っています。
今回はそんな韓国の北朝鮮に対するミサイル供与についての問題をわかりやすく解説していこうと思います。
発射されたミサイルの情報
ここではまず各国によって公表されたミサイルの情報を紹介していきます。
北朝鮮は新しい兵器システムを完成させたと発表
北朝鮮は8月10日に「新しい兵器システムを完成させた」と発表をしました。
そしてその発表と共に発射の際の映像も公表されています。
北朝鮮が自力開発した可能性は無いのか
北朝鮮は基本的に中国やロシアから支援を受けているようで、基本的にはそれらの国が使用している兵器の模造品を実用化しています。そのためわざわざアメリカ製のATACMSに似たミサイルを開発するメリットがありません。
また、北朝鮮はそこまで余裕があるわけでは無いので既に中露から技術を提供され演習も行っているミサイルをわざわざ開発する余裕は無いと思われます。そのため、今回のATACMSに似たミサイルは存在そのものが嘘か情報が漏れたと言う二択になっているようです。
韓国軍合同参謀本部はロシア製の「イスカンデル」の北朝鮮版「KN23ミサイル」の可能性が高いと分析
一方韓国軍合同参謀本部は8月10日に短距離弾道ミサイルを2発発射したと発表しています。そしてその高度は48km、飛翔距離は約400kmで最高飛行速度はマッハ6.1以上と発表しました。そしてそのデータからロシア製のミサイルの「イスカンデル」の北朝鮮版である「KN23ミサイル」の可能性が高いと分析をしました。
食い違うミサイルの情報
北朝鮮では新しい兵器システムを完成させたと発表しており、韓国軍合同参謀本部側では従来のKN23ミサイルの可能性が高いと分析をしています。
このことからどちらかが嘘をついている、もしくは韓国軍の能力が低すぎて見分けがつかなかったのどちらかと言うことになります。
ここからは北朝鮮が事実と違う発表をしている場合、韓国側が事実と違う発表をしている場合について解説していこうと思います。
北朝鮮の発表が事実と違っていた場合
北朝鮮の思惑
- 日米韓同盟の信頼関係に圧力をかけられる
- 韓国の「F-35」配備を阻止したい
北朝鮮が嘘をついている場合に考えられる思惑は韓国が情報を流したと思わせることで日米韓同盟の信頼関係に対してダメージを与えられるということです。
現在日韓問題が深刻化してきているので更に追い討ちをかけると言う意図が含まれているかもしれません。
また、韓国に配備される最新鋭のステルス戦闘機「F-35」が北朝鮮にとっては厄介なのでミサイルの情報が漏れるような国に最新鋭のステルス戦闘機を置いてていいのか?と言うアメリカに対するアピールと言う風にも考えられます。
いずれにしても日米韓の同盟に対する牽制として嘘をつくという形になると思います。
北朝鮮のデメリット
ですが、嘘をつくという行為にはデメリットも存在します。
現在北朝鮮はこれまでに比べるとアメリカのトランプ大統領とは比較的良好な関係と言える状態だと思います。ですが、今回の発射が嘘であった場合にはその関係に亀裂が入るのは明白です。
なので日米韓に対する圧力とアメリカのトランプ大統領の機嫌を天秤にかけるとデメリットの方が大きいように感じます。
韓国側の発表が事実と違っていた場合
韓国側の思惑
- 韓国がミサイルの情報を横流しした事実を隠したい
- 単純に能力不足で見分けられなかった
韓国側の場合はミサイルを横流ししたという事実を隠蔽したい場合と単純に力不足によっていつもと違うミサイルだったという事実を見逃したという二つになると思います。
ミサイル横流しの隠蔽が目的だった場合
もし韓国側が北朝鮮にミサイルの情報を横流しをしたのを隠蔽するために発表したのだとすると、日米韓の同盟を見直す必要が出てくると思われます。
兵器の情報が横流しされると言う事はこちらの情報が筒抜けと言うことを意味します。
それは明確な敵対行為ととられても仕方の無い行為なので、アメリカが韓国に対してどのような措置をとるのか想像できないレベルです。
常識的に考えればそんなことはあり得ないと鼻で笑うレベルの項目なのですが、韓国に関しては日韓のやり取りを見てもらったら分かるとおり常識的な判断が出来ているとは言えない状態だと思います。
以前に韓国は同盟であっても分解して解析してはいけないとされる所謂「ブラックボックス」を無断で分解しブラックボックスに仕掛けられた装置によりアメリカに探知されるという失態を演じていました。
これらのことから韓国がミサイル供与をするわけが無いと言い切ることが難しいようです。
能力不足で見分けがつかなかった場合
北朝鮮の発表が事実だった場合で韓国側が隠蔽する意図が無かった場合、韓国側には見分けをつける能力が足りていないということになります。
もともと韓国はレーダーの質はあまり良いとは言えず、GSOMIAによって日本やアメリカから得られる情報に頼っていると言われています。
そのため今回の発表も隠蔽の意図は無く、単純に能力不足による誤報と言う可能性も捨てきれないと思います。
この場合は北朝鮮はどのルートからミサイルの情報を得たのかと言う部分が焦点になってくると思います。
まとめ
北朝鮮が嘘をついている場合は疑心暗鬼による日米韓への影響狙い
韓国側が嘘をついている場合はアメリカがどう動くか注視
韓国側が能力不足で間違えた場合はミサイルの情報がどこから漏れたのかが焦点
と言う事になっています。万が一韓国側が嘘をついて情報を横流ししていた場合には在韓米軍の撤退や最悪の場合はそれ以上の自体にもなりかね無い重大な問題となっています。
それ以外の場合であっても日米韓への影響はあるので、今後の情報に注目していきたいです。